フリーランスは仕事を断ることも大事
つい最近「フリーランスは仕事を断ることも、時と場合によっては大事」と強く思うようなできごとがありました。
この記事では、実際の私の体験を交えながら、仕事を断る際の基準についてご紹介したいと思います!
前置き
今まで、在宅フリーランスとして受けたお仕事は全て知り合いからの依頼、もしくは知り合いから紹介された案件のみでした。
今回のお仕事は完全な新規。興味のある業種のとあるITベンチャー企業(従業員30名程度で、やりとりは全て社長さんとする感じ)での、集客を目標としたWEBマーケティングの仕事。
報酬の単価が低い
フリーランスの場合、仕事を断ってしまうと次の仕事が無いかもと不安になってしまって安い仕事でも引き受けてしまいがち。でも、ここはやっぱり仕事内容に対して割に合わ無い単価の低い安い仕事はキッパリ断るべき。
今回の場合、仕事内容は私の専門分野(経験10年以上)なのにも関わらず、ものすごく低い報酬をはじめに提示されました。時給でいうと簡単な事務作業をパート・アルバイトにお願いするときのような金額。。
唖然としました。心の中で「私の今までの経験とスキルをそんな安売りするわけないだろう!!」って思っちゃいました。普段はこのような仕事内容であれば「月額◯◯円」で引き受けている旨を話したところ、わかりましたと言われたんですが、結局こちらの希望の70%くらいまで値切られました。
意思疎通が取れない
フリーランスの場合、特に在宅で仕事をする際は、コミュニケーションがうまく取れてお客様との意思疎通が取れていることが非常に重要。これができていないと、仕事の成果にも、お客様との信頼関係にも関わる。
今回の場合、社長さんと打ち合わせをしたり、メールのやりとりをしている中で、「ん???」と思うことが多々ありました。なんだか、仕事をする上での相性があまり良くないというか、なんというか。
この社長さん、理想はとても高く、あれもこれも色々とやりたいとおっしゃっているものの、それを達成するための具体的なプランも細かい予算も何も落とし込めていない。そのせいで優先順位もきちんとつけられていない。
あまりにもゴチャゴチャしているので、求められている方向性すらわからない。これじゃ、いかんと思っていろいろと質問をしても、返ってくる答えはいつも抽象的。ヤバイ!意思疎通が取れないかも。。って思いました。
あまりこのようなタイプの人と仕事をした経験が無かったので、ビックリしてしまいました。。。会社員だった頃は、非常に優秀な上司や同僚に恵まれていたんだなぁ、感じました。
明らかに成果が出ないと直感
フリーランスにとって成果は全て。成果が出なければ、評価されないどころか、契約を切られることになりかねない。しかも、成果を出せなかったことが実績として残ってしまい、使えないフリーランスというレッテルを貼られてしまうかもしれない。
今回の場合、目標を達成するにはもっとこうした方が良い、こういうことも取り入れると良いなど色々提案するのものの、、必ず「おっしゃってることはごもっともです。でも、、、」と毎回言い訳をされてしまい、何も変えようとしない。
しかも、その言い訳も「え?そんな理由で??」と耳を疑うような内容。これでは、私は何のために仕事をお願いされているのかわりません。
しかも、社長さんと色々やりとりをしているうちに、最初に聞いていた話とズレが生じていることに気がつきました。契約内容に含まれていない、専門分野以外のこともやらないと、求められていることを達成することができない、、、。このままじゃ、きっと成果も出ないし、きちんと評価もされない可能性が高いって直感しました。
丁寧にお断り
結局のところ、悩みに悩んで、このお仕事を今の時点で私が引き受けてもお客様のためにならないし、私のためにもならないと思い、お断りすることにしました。
このお仕事には、たったの数週間関わっただけでしたが、かなり疲弊し、胃に穴があいてしまうんじゃないかって思うくらい、辛い日々でした。
やっぱりフリーランスにとって身体が一番重要。健康でないと仕事はできません。そして、その引き受ける仕事も
- きちんと仕事内容に見合った報酬が受けられ
- お客様とのコミュニケーション部分での相性も大事
- 成果が出せて、きちんと評価してもらえる
ことがとても大事です。これらを満たしていないような仕事は断るべき!
今回、興味のある分野での新規のお仕事だっただけに、とても残念でしたが、断って正解だったと実感しています。
では、今日はこの辺で!